2012年。なんて忙しい年だったのだろう。確かに、足掛け4年がかりで仲間との共同出版「差押え、実践・滞納処分の対処法」(東銀座出版社)が完成し、今度は執筆から販売へと忙しさの質が急変した。が、まったく仕事は楽にならない。もちろん、この間に税理士としての通常業務もこなしてきた。
こんなに忙しい思いをしながら、では一体、この一年何をやってきたのだろうかと振り返ると、さて、ということになる。別に執筆・出版だけをやってきたわけではないのにこれといったものが頭に残っていないのである。ただ一日一日、事務所の仕事、顧客からの相談事(飛び込みが多い)、書類の提出等の期限、原稿などの締め切りといったことに追われ、とにかくこなしてきた。これが実感である。
したがって、2013年は、「忙しかったァ」という印象だけが残るのではなく、この一年は、こういうことと、こういうことを成し遂げた、この部分はここまで到達できた、翌年へ向けた課題はこれとこれだと言えるような、そんな年でありたいと思っている次第である。すなわち、行き当たりばったりの行動から「さよなら」すること、これである。
そのためには、やはり目標を持つこと、そして、それを成し遂げるための計画をつくることだろうと思う。たぶん、生活や仕事ぶりが去年と変わることはないかもしれないが、目的意識を持った一年が過ごせれば、やはり、大きな進歩だ。そう思って頑張りたい。
「一年の計は元旦にあり」という。2013年の目標は、近く採用予定の新人含め10人が力を合わせて、僅かでも事務所運営を右肩上がりにすること、 関係者と一致協力しながら「差押え」5,000冊を完売すること、 税経新人会の政策作り或いは税理士界に貢献できるような論文に挑戦すること、 いま進行中の神奈川税経新人会「連続学習会」(国税徴収法)を、できれば2013年秋に開催される全国研究集会での「分科会」報告に発展させること(できなかったらゴメンね)目標は次つぎと湧いてくるけど、これ以上は無理。2013年は、これくらいにしておこう。
さて、この目標をいかに進めていくかについては、お屠蘇をいただきなら、ジックリ練る(寝る?)ことにしょう。 |