新年おめでとうございます。
北陸・加賀の全国研究集会から一年。まだ心地よい余韻を残しながら8名の会員が昨年9月の名古屋全国研に参加しました。そこでは思いもかけないサプライズが待っていました。加賀全国研当時、少しでも多くの人の参加を期待して「税経新報」7月号に4名の会員が投稿しましたところ、機関紙部の計らいで「加賀全国研特集」として掲載していただきました。その特集が一定の評価をいただき、名古屋全国研の場で「税経新報表彰」を受けました。
青木文衛氏の「誠実性推定原則の機能考察」、世戸英明氏の「韓国の税務行政を視察して」、手賀武氏の「私の事件簿」、彼谷肇の「江戸・明治 富山売薬の税金を視る」の4本です。
一つ一つは取立てて評価を得る内容ではありませんが(他の人に失礼?)、全国研の成功を願っての熱意が評価されたのでしょう。受賞者は突然のサプライズに「私が受賞して良いのでしょうか?」の思いいっぱいのまま表彰状をいただきました。
加賀全国研の成功に貢献したこと、そして税経新報表彰は北陸の会員に税経新人会をいままで以上に魅力ある会にさせています。
年間に4 5回しか開かれない例会の内容も少しは深っています。・・・この1年間で「通則法改正」の学習会(会員内講師)を2回、時々の事例研修・・・。また、3名の会員(国税OB)を迎え、目標の20名台にあと一歩です。
今年は、会員増をはじめ北陸会のさらなる充実をめざしたいと思っています。
昨年は「税と社会保障の一体改革」と称して、消費税増税法案が強行可決され、解散のドサクサの中で年金2.5%削減法が成立しました。私たち国民生活に重大な影響を与えるこれらの法案が民意を無視し、国会審議をないがしろにして、民主・自民・公明等の「与野党連合」で好き勝手に悪政を進める姿を目の当たりにしました。「与野党大連立」が取りざたされていますが、それを許したら大変です。
年末の総選挙では「消費税増税を実施して良いのか」「年金がどんどん切下げられて良いのか」が大きな争点となるべきだったのですが、マスコミ主導で民か自かそれとも第三極かに世論の目がそらされてしまった感がします。憲法をはじめとした国のゆくすえや国民生活はどうあるべきかが真に問われたのでしょうか。
消費税増税も年金切下げも、「実施前に中止」の機会はまだ幾度もあります。中止のために今年も頑張らなければ・・・。あれこれ思いながら2013年の新年を迎えています。 |