論文
【特集 地域会からの新年の挨拶】
"政党助成金の廃止" と公約違反政党へ「政党助成金返還請求」の国民的運動を!
新年のご挨拶
2013年の関信会
さよなら原発!そして新たな年を
新しいチャレンジが始まる消費税「懇談」
隗より始めよう!!
〜2013年私の課題〜「行き当たりばったりの行動」から「さよなら」
新春に寄せて
名古屋会の現況と新年の抱負
新年雑感
新年のご挨拶と神戸会の現状報告
消費税に思いを馳せる
九州税経新人会 2013年度の抱負
2012年を振り返って
九州税経新人会2013年度の抱負
九州会・事務局長 山本 友晴
自民党・公明党の議席が325議席、日本維新の会の議席が54と合わせると379議席と、政治の右傾化が進んでいるように見えます。

総選挙を見てみますと、今回も、多くの人々は、マスコミの報道により投票行動を行っているようです。消費税増税問題についてのマスコミの報道が皆無状態であること、福島の原発事故の報道も意図的なものを強く感じる報道となっています。そして北朝鮮のロケット発射を、ミサイルと決めつけての過熱報道を全報道機関が行い、民心を惑わしました。

北朝鮮の行動は非難されるべきものですが、異常なほどの過熱報道は、何らかの意図があることがうかがわれます。憲法9条の改悪、基本的人権の削除など自民党の憲法改正草案には、国防軍の設置もあげてあります。このことの報道も皆無でした。二大政党に次ぐ第三極の報道も異常でした。これでは有権者は惑わされます。取りあえず、民主党政権以前の自民党・公明党に政権をもう一度任せてみようと走ったのではないかと思います。

自民党政権が、彼らの憲法草案通りに行動をすれば、我が国はアジア諸国からの信用を失いかねず、アメリカへの依存度がますます増してしまいます。

景気浮揚は内需の拡大にあるのですが、消費税増税が実施されれば、内需の拡大はおぼつかなく、景気の浮揚はないでしょう。今後の、生活への影響が懸念されるところですが、しかし、自民党の議席は得票4割でのものであり、絶対安全な数字ではないことも事実です。

「一歩前進二歩後退」(レーニン)、大きな陣地の前進のための後退が今ではないかと感じます。税制問題、税理士法問題、マイナンバー制の導入問題など私たちが取り組むべき課題が山積しています。

九州会の昨年の望年例会では映画「南京、南京」を観て、その時期の体験者、幸存者からの報告、南京虐殺記念館からの報告を聞きました。過去の忌まわしい戦争での非人道的な行為、捕虜の虐殺、婦女暴行、一般市民の虐殺があったことは事実です。この事実を私たちは受け止め、隣国との交流をすべきです。過去の総括なくして未来への正当な発展への行動は導き出されません。世界から日本の右傾化が懸念されています。このことを真正面から受け止めて行動することがいま求められています。

九州会では、2013年度は、消費税増税を実施させない、これ以上の悪法を世に出さない運動に、専門家として積極的に参加します。他団体と提携してのシンポジュウムの開催などを考えています。今年は、若手の入会が望めるようになって来ています。ベテランOBと若手試験組の仲間を増やすことを念頭に、会員拡大イベントを行っていきます。

(やまもと・ともはる)

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