論文
【特集 地域会からの新年の挨拶】
"政党助成金の廃止" と公約違反政党へ「政党助成金返還請求」の国民的運動を!
新年のご挨拶
2013年の関信会
さよなら原発!そして新たな年を
新しいチャレンジが始まる消費税「懇談」
隗より始めよう!!
〜2013年私の課題〜「行き当たりばったりの行動」から「さよなら」
新春に寄せて
名古屋会の現況と新年の抱負
新年雑感
新年のご挨拶と神戸会の現状報告
消費税に思いを馳せる
九州税経新人会 2013年度の抱負
2012年を振り返って
新年のご挨拶と神戸会の現状報告
神戸税経新人会 濱田 在人
全国の新人会会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。
現在の神戸会の会員数は119名となっており、ここ数年の会員数は120名前後での増減で大幅な変動はありません。昨年は5名の新入会者があり、うち2名はOB の会員、3名は若手の会員の入会となりましたが、7名の退会者が出てしまいました。

神戸会では以前より会員数の減少・高齢化に危機感を抱いていたので、会員増強は会の存亡の大きな要素であると考え、新たな会員の獲得を目指して、若手会員の獲得には税理士試験合格者の情報を会員全員や青税・受験研究会とも協力し合い収集していますがなかなか思うように進みません。今年もあの手この手で会員拡大を続けて行きたいと思います。

昨年の神戸会は、例年通り月1回の適宜に適った事例研究会や例会を行い、厚生部においては1日旅行を行ったりと、かなりの数の企画を行いまいした。また名古屋全国研究集会に向けては「日本の財政は破綻するのか」と題して最低毎月1回は発表メンバーが集まり研究を行いました。京都全国研究集会へ向けては「税と正義」と題して既に新メンバーが今年の発表へ向けて研究を行っております。

この今年発表予定である「税と正義」とは少し違う話ですが、昨年、近畿税理士会が主催する「租税教室講師研修会」というものに私が所属する近畿税理士会神戸支部の一員として参加しました。3時間におよぶ研修でしたが戸惑うことばかりでした。どこが戸惑うかと言うときりがありませんが、使用するテキストの中で小学生に対して「私たちが支払う代表的な税金は消費税です」「支払った消費税はお店の人が私たちに代わって国に納めます」というページがありました。

昨年の税経新報の12月号の「時潮」の最後には疋田副理事長が「政府が消費税を消費者に負担する税だと伝えている。いかに消費税を国民に転嫁するかが問題にされている。税法には消費税は消費者が負担する税とはどこにも書かれていない」と指摘しています。

新人会で育った私には当然の言葉でしょう。しかし、小学生用、中学生用、高校生用のどの租税教育テキストを見ても中小企業者の消費税に対する苦しみを説明する箇所はありません。消費税の納税義務者は消費者でした。憲法を持ち出して「法の下の平等」として垂直的公平と水平的公平について不確実な概念に小学生を向き合わすなんて言った税理士もいました。租税について一体いつ、垂直的公平と水平的公平が同列に並んだのしょうか。今後どのような子供たちが育っていくのでしょうか。不安です。

しかも、締め切り期限を過ぎてこの原稿を書いている時に自民圧勝のテレビです。もうお腹が痛いです。本年もよろしくお願いいたします。

(はまだ・あると)

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