2018年9月14日〜15日に沖縄県那覇市で開催されました第54回沖縄全国研究集会に大阪税経新人会の元国税職員からのオールドルーキーとして、初めて全国研究集会に参加しました。その報告と感想をお伝えしたいと思います。開催日前後、全国的には近畿・東海圏の台風被害、北海道胆振東部地震と開催が危ぶまれる災害もあり、事実空港閉鎖もあり空路を変更してきた参加者もいました。
一方、開催者側の沖縄は前日に県知事選公示があり、15日は安室奈美恵ラストコンサート、はるか南には超大型台風が通過するという平和・政治、若者文化、天災への心配が入り混じって妙に盛り上がった雰囲気の中での開催となりました。ホテルは全国から集まった税経新人会員とアムラー(安室奈美恵ファン)で満杯状態でした。台風の影響も心配されましたが、快晴で250名を超える参加者で行われました。
まず、災害が続いた困難の中で那覇市に全国から研究発表の場に集まり研究学習を行い、2日目には「沖縄経済と基地問題」の講演さらに「辺野古支援ツアー」もあるという研究と平和を求める集会に全国から250名を超える参加者があったことに税経新人会の会員の意識の高さに感動を受けました。
今回の私自身の参加は、大阪新人会の研究発表者の一員の役目もありました。発表テーマを「消費税〜複数税率とインボイス〜」と決定してから約10カ月で改正内容及び関係論文を学習し論議を重ねて、研究発表の文書に仕上げるまでの過程で若い会員の皆さんのまじめで真摯な姿勢に自らを叱咤激励しながら研究発表の一翼を担えたことに発表のBチームの皆さんに感謝したいと思います。
学生時代の論文作成や国税現役時代の全国税労働組合の税法研究発表の場の「税研集会」で行った文書作成・発表の日々を思い出し、若さを取り戻した感がありました。研究発表は時間を気にしながら質疑にも配意し緊張感のある時間となりましたが、無事に完了できました。
初日の夜の懇親会は全国からの参加者が一堂に会し、那覇市長のあいさつ、エイサー演舞、泡盛きき酒放題と沖縄の雰囲気を満喫、さらに市内の居酒屋では中国会の皆さんと交流を深めることができ、改めて全国規模の組織の大切さや力を感じることができました。2日目の講演は泊まったホテルのオーナーでもある「沖縄観光コンベンションビューロー」会長で観光産業の立場から辺野古基地移転に賛成の立場を捨て反対の立場を主張している平良朝敬氏が沖縄の歴史、基地問題、観光産業等について中味の濃いものでした。
特に金(しがらみ)の視点から子や孫に自然を残す心の視点に代わり移設反対、カジノを反対し、沖縄の観光を盛り上げていく意欲に感動し、大阪にも通じる考えと同感しました。観光には参加できませんでしたが、充実した楽しい集会となりました。次回は観光込みで余裕をもって参加したいと思います。 |