会員外の参加者は公認会計士の資格を持っている人が多く、調査には不慣れ、未経験という方が多かった。
5〜 6名で1グループずつ作るのだが、講義の後のディスカッションは時間が足りないほどであった。それぞれのグループで話し合われたのは主として次のようなことだ。
〇 1976年に国税庁が出した「税務運営方針」は今でも有効か?
〇 税務署が海外資産を持っている人の情報を買い取っているという話があるが本当か?
〇 調査日を2日と言ってくるが、これは拒否出来るか?
〇 調査事由の説明をどこまで追求することが出来るか?
その他たくさんの経験談も話された。ページが足りず詳しくお話しできないのが残念だが、補足として当日配布されたうち、講師の先生が調査官時代にご自身で作成されたという「歯科医師用調査書用紙」と、「東京国税局が職員向けに出している現況調査の心得七か条」という特別な資料を掲載させて頂くことにして、青年部の活動の報告を終えることにしよう。
なお、閉会前に新人会の紹介を話しているそばから私の目の前で入会申込書に記入を始めた参加者がいた。これにはさすがに私もびっくりした。嬉しい限りである。翌日、はじめてきた参加者に新人会の「税務調査10カ条」を送ったのは言うまでもない。 |