国に対する不服申立ての件数は、異議申立ては全体で7,709件であり、これを関係する法律別にみると、国税通則法関係が6,359件とそのうちの82.5%を占め、以下、情報公開関係で427件(5.5%)、国税徴収法関係が242件(3.1%)となっている。審査請求は、全体で8,736件であり、これを関係する法律別にみると、社会保険関係(健康保険法、船員保健法、厚生年金保険法及び国民年金法)が3,220件(36.9%)、国税通則法関係が2,554件(29.2%)、労働者災害補償保険法関係が1,496件(7.1%)となっている。再審査請求は全体で1,153件で社会保険関係(528件)と労働者災害補償保険法関係(429件)で83%を占める。
次に、申立てが認容されたもの(一部認容も含む)の率をみると、国の場合、異議申立てについては、情報公開法関係が51.0%、国税通則法関係が20.8%であり、これ以外のものの認容率は約7%である。審査請求については、労働者災害補償保険法関係で17.7%、国税通則法関係で17.1%、社会保険関係で10.4%となっている。都道府県の場合は異議申立ての認容率が17.3%、審査請求では2.1%、政令指定都市の場合は異議申立てが25.0%、審査請求が1.0%、県庁所在市の場合、異議申立てが3.6%で、審査請求の認容率はなかった。 |