論文

特集 第46回千葉全国研究集会報告
> 分科会・懇親会・全体会そして記念講演
感謝!! 千葉全国研究集会、成功裡に終了!!
千葉税経新人会 会長 長谷川 拓人


今年の関東地方の残暑は史上最高の暑さでした。その暑さの中、千葉全国研究集会が予定通り始まりました。この日を迎えるにあたり、様々な想いが頭によぎりました。
開催引受から準備の日々

千葉税経新人会の幹事会記録をみますと、平成21年1月8日(木)第5回幹事会報告で「2010年度の全国研の開催地を千葉でとの要望に対し、要望にこたえる方向で準備委員会を組織する。」と記載されております。

当時私は地域の他団体の2年間の会長職が終わり、充電期間中で、千葉税経新人会の幹事にも名を連ねてはおらず、まったくの一般会員でした。ただ税経新人会の全国研究集会だけは、この税務会計の仕事に就いた年の1983(昭和58)年第19回神戸全国研究集会(舞子ビラ)から参加し、その後、一度も欠けることなく参加し続けてきました。そんな事もあり幹事でもない私に会長職の白羽の矢があたり、「皆様の絶大なるご協力」を約束していただくのを必須条件に、浅学非才の私がはからずも会長職を平成21年7月に拝命したのでした。

101011.gif 「皆様の絶大なるご協力」の約束はその後確実に守られてきました。毎月のように開かれる実行委員会、幹事会では積極的な様々な意見がだされ、会議を重ねるたびに少しずつ全体の青写真がハッキリしてきました。実行委員長には、私よりももっと前から全国研究集会に参加されてきた飯塚やよひ先生が就任を快諾してくださり、実務上の負担をかけないことを前提にお願いしたにもかかわらず、指揮をとってくださいました。テーマも実行委員会で決めました。


「広げようピースの○」で、この「○」は、「わ」と読むのです。仲間の和とか輪、平和の和とか、様々な意味を参加者に連想して頂き、かわいいキャラクターも作りユニフォームのポロシャツにも印刷しました。

千葉税経新人会 私は会長として全国研究集会を担当することを積極的に前向きにとらえて、その成功のために会員が一丸となって活動し、それにより一層の新人会活動の活発化を図りたいと考えてきました。ほぼ毎月開催される幹事会には16名の幹事がほとんど出席し、会長として私はとても心強く思いました。


参加者数が低迷していた月例の研修会も開催時間を2時間ずらしたりテーマを全幹事で検討したり、月例会のチラシを作成したり等の工夫を重ね、以前と比べますとだいぶ参加者数も増えてきました。またインターネットに詳しい会員にお願いして千葉税経新人会のドメインを取得し、手作りのホームページも立ち上げました。

このホームページの創設は千葉税経新人会の歴史の上では画期的なことでありました。全国研究集会の開催前には、分科会の資料がHPからダウンロードできるようになり、会場のご案内地図や準備の様子なども掲載してきました。サーバーのレンタル会社に年間数千円の維持費支払だけの負担で、担当者の努力でかなり充実したホームページとなり会の内外からも高い評価を受け、アクセス数も開催が近づくほど伸びていきました。またメールもふんだんに使って連絡をとりあいました。幹事・実行委員会のメーリングリストは4月43通、5月 50通、6月 138通、7月 201通、8月 386通、そして9月に入り、3日の開幕直前までには52通の数多くの書き込みがありました。開催が近づくにつれてこのメーリングリストに登録した幹事・実行委員のみなさん 47名は毎日メールを開く事が恐ろしくなってきたのではないか、と心配するほどです。私も毎朝早く起きて、皆様への感謝のメールを中心に書きました。

今回の研究集会の目玉である分科会、そして翌日の記念講演を、千葉県税理士会並びに東京税理士会の「認定研修」の指定とする旨の申請をしました。これまでの全国各地で開催されてきた全国研究集会が認定研修の指定を受けたのは初めての事でありました。そこで多くの参加者の増加を期待し千葉県約2,300名の税理士全員に、郵送で「税理士会の認定研修である研究集会」を強調したご案内を発送しました。千葉税経新人会の存在を千葉県2,300名の税理士に知って頂く絶好の機会と考えたからです。この封筒詰めも苦労しましたが、実行委員皆様に集まっていただき作業しました。しかし、ダイレクトメールは宣伝にはなりましたが、実際にダイレクトメールにより認定研修である分科会や全体会に申し込まれる方は残念ながら数名でありました。新人会の全会員に、新人会未加入の友人知人の税理士に対しもっと積極的なお誘い依頼を強化すべきでした。

最後の実行委員会は、8月29日(日曜日)10:00〜 17:00に開催されました。8月はどの税理士もお盆休みがあり決算申告で超多忙な月末の日曜日でした。ところが嬉しいことに、実行委員が33人も集まってくれました。これは今年度の千葉税経新人会の定期総会の本人出席者数より多い人数です。本当に感激しました。実行委員皆さんが全国研究集会成功のために心を一つにしている事を誰もが実感したと思います。
開催初日スタート

101013.gifいよいよ始まった全国研究集会、文字通り酷暑の日でありました。全国各地から続々とホテルに集まってきました。実行委員そしてお手伝いの方々約60名は、キャラクターマークの入った爽やかな青いポロシャツでさっそうとして動いています。

何かお祭りが始まった様なワクワクした雰囲気でした。案内担当の方々は暑い中、それぞれ路上等に立って、たった二つのおにぎりを口にしながら任務を遂行してくださいました。参加者全員に障害保険を掛けさせて頂きましたが、熱中症などで倒れる方もありませんでした。大阪会担当の分科会が開催1ヶ月前にキャンセルとなり、受付での分科会会場変更の案内不足が悔やまれましたが、おおかた無事に分科会会場にご案内する事ができました。


各分科会では実行委員のなかで「室長」や「部員」を決めさせて頂き、分科会担当者が発表しやすいようにしっかりとサポートしてくださりました。分科会の様子を映像(動画)に残し、出たくても出られなかった分科会について希望者の方が後日に音声や映像で研修ができれば幸いと考え、分科会発表者の意向を伺ったうえでいくつかの分科会を録画させて頂きました。この企画も初めての事です。今後撮った動画音声をどのように運用していくかが、新たな課題と考えています。

分科会終了後は、初日の最後のヤマである懇親会です。懇親会は分科会別に名札に色別シールを貼り、原則として分科会ごとに着席して頂きました。

これまでの全国研究集会の懇親会は、各地域新人会ごとに着席するのが常となっていましたが、懇親会は全国の会員の交流を目的としています。地域をこえて分科会で話し足りなかった事を、引き続き懇親会で話して頂いたり、激論を交わした方と楽しくお酒を飲んで頂きたい・・・、同じ分科会会場で学んだ者同士、「袖振り合うも多生の縁」で少しでもお知り合いになって頂ければ・・・・との思いで分科会参加者中心の着席で、更に分科会発表者の方には腕章を着用して参加して頂きました。

この着席の方法は、初めての試みで相当混乱するのではないかと心配しましたが、実行委員の皆様の案内で意外にもスムーズに着席して頂くことができました。懇親会の座席数も予約数のみにしました。認定研修の方が参加希望されたり、予約なく急に参加される方を数に入れずに懇親会席を発注しましたが、席はほんの少し残っただけで丁度良い具合でした。全員着席で、また食事もバイキング方式にせず、一人一人の席まで料理を運んで頂く方法をとりました。新人会の会員には高齢者もおられますので評判は良かったと思います。

生演奏のビオラとピアノの演奏で懇親会は始まりました。実行委員長挨拶、来賓ご挨拶、そして乾杯と予定通り進んでいきました。出し物は、分科会担当者が回答者となるクイズを企画しました。各地域の問題をそれぞれ各地域新人会に予め出題していただきました。問題も答えも両脇の大きなスクリーンに映しだされました。二名の息のあった女性司会者の掛け合いで、和気あいあいの中、クイズは進んでいきました。演台の回答者の皆様はその時間食事がとれず、私は演台の皆様にお酒を注いでまわりました。懇親会も絶好調のなか、時間通りに、私の中締めで初日は無事に終わりました。
最終日を迎えて

二日目、私たち実行委員会は8時に集合し、二日目の会場であるスプリングスホール前で全体会に参加する皆様をお待ちしました。このホールはホテルには珍しくコンサートホール風の作りであり、後ろの席にいくに従い席が高くなっており、どこからでも正面舞台がよく見える構造になっています。そして一人一人の椅子には簡易なテーブルが付いており、受講者が筆記するには好都合な会場です。しかし残念ながら、そのテーブル機能紹介のアナウンスを忘れてしまい、ほんの少数の人たちがテーブル機能を使っていたのは残念な事でした。

毎年ご挨拶の際にそのたびに時間延長されていた北野名誉教授は本年6月に逝去され、今年は北野名誉教授に代わって日本大学の黒川教授がご挨拶を述べられました。次回の開催地北陸会との引継ぎも終了し全体会も時間通りに無事終了しました。そして11時より、二宮厚美 神戸大学教授による「当面する日本の経済・財政構造と新福祉国家」との演題により記念講演をして頂きました。 予定時間を数分オーバーしましたが無事終了し、最後に私が舞台上から講師への御礼と締の言葉を述べて二日間にわたる全国研究集会は成功裡に終了しました。

終了後、中華料理屋さんで生ビールと紹興酒で、皆で労をねぎりあいました。ほとんどの実行委員が参加しました。千葉税経新人会が創設されてから、これまで3回もこの全国研究集会を企画運営されてきた三谷宏先生から、「点数をつけるなら、500点」との高い評価も頂き、実行委員会一同の「達成」「成功」の喜びは頂点に達しました。

この全国研究集会を成功させた千葉税経新人会の活動の盛り上がりを、次の活動に更に活かしていくのが今後の課題です。
千葉税経新人会

(はせがわ・たくひと)


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