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2006年7月8日読売新聞 |
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2006年7月1日朝日新聞 |
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本稿では、“消費税”というが、地方消費税も含めたところでの論述である。 |
4 |
日本歯科医師会税務委員会は、平成14年(2002年)10月2日「税務委員会答申書」で、中医協医療経済実態調査・平成11年6月分よりデ−タを引用して、個人歯科診療所消費税補填の過不足額の計算を行っている。その後、平成13(2001)年と平成15(2003)年の中医協デ−タをもとに3期連続で検証し、平成15(2003)年度の損税額は、全体で年間123億円になるとしている。 |
5 |
消費税導入時は、診療報酬改定で、消費税部分として、薬価を医療費ベ−スで0.65%(薬価ベ−スで2.43%)、診療報酬を0.11%の計0.76%の引き上げがされ、1997年の税率引き上げ時は0.77%の改定がされているが、その後の診療報酬改定で消費税部分が織り込まれているという保障はなく、またどれだけ補填されているか不明である。 |
6 |
月刊保団連2005年7月号から10月号に、「医療の『完全非課税』はゼロ税率の適用で」と4回連載で、拙稿が掲載されているので参考とされたい。 |
7 |
消費税制度の合理性に関して争われた東京地裁 平成2年3月26日判決。 |
8 |
「全訂版・税法用語辞典」大蔵財務協会 |
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前掲注8「全訂版・税法用語辞典」 |
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現行の消費税非課税規定では、非課税とするものを別表に委ねている。その条文構成を参考に、「別表第○表に掲げるもの」として、食料品など生活必需品、または保険診療や一定の医療費など “ゼロ税率”又は“免税”にするものを、別表に記載する方法が考えられる。 |
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全国保険医団体連合会「消費税増税の中止と“ゼロ税率”の適用を求めます」パンフレットより |
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諸外国のゼロ税率
適用項目 |
ゼロ税率適用国 |
基礎的食料品 |
●イギリス●アイルランド |
その他の食料品 |
●イギリス(一部標準税率) |
薬品・医療費など |
●イギリス(一部免除)
●アイルランド(一部標準税率) |
書籍・新聞など |
●イギリス●アイルランド
●フィンランド
●ベルギー(一部標準税率)
●デンマーク(一部標準税率)
●ノルウェー(全額ゼロ税率) |
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「付加価値税における非課税、税率構造の国際 比較(未定稿)」、財務省ホ−ムペ−ジ・国際比較 に関する資料(2004“平成16”年4月現在) |
(ますこ・りょういち) |