標記集会が9月2〜3日、横浜市のローズホテル横浜を会場に408名の参加で行われました。私の時潮担当は毎年10月号、やはりこのホットな記事を書かないわけにはいかないので、お許しください。
私が初めて全国研に参加したのが、第34回横浜全国研です。「税の使途を追求する。それは市民の権利です」のタイトルで市民シンポジウムが行われました。一般市民の方も参加しており、なんと開かれた集会だなと印象深く残っています。全国研は全国の仲間が一同に集まるので、長く役員をしている私にとっては、旧友と再会し新たな活力を得る大切な場でもあります。
私が参加した分科会は大阪会『相続税の調査事例〜死人に口なし〜』です。事務所職員の分科会のみ参加も多く、急遽この会だけ別会場を確保しました。場所が少し分かりづらかったですが、嬉しい悲鳴でもあります。分科会は会員の研究発表の場で、それを通じて成長を促す場です。普段職員の協力で税理士会・新人会の活動が出来るので、新人会の活動を間近に見てもらい、受験者には資格取得への意欲を掻き立てる場になればと、職員にも参加してもらっています。参加した職員は、「難しい理論説明でなくストーリーだったので引きずり込まれた」と感想を述べていました。東京会が二つ半の分科会を担当しました。恐らく初めてでしょう。会員数は減少していますが若い人も活躍しています。
例年より来賓が多かったせいか、全国青税の水野会長が乾杯の発声をされた。水野会長とは青税と新人会の懇談会や青税の大会等で面識があるからではないが、やはり来賓の挨拶をしてもらいたかった。失礼しました。
去年から交流会が設けられました。今年のテーマは『マイナンバー制度の実務対応』。お酒の入った懇親会の後でしたが78名の参加で大盛況です。座長が簡単に基調報告した後は1時間半(終了は22時)意見が出っぱなしでした。行政機関は番号の記載があるなしに拘らず、付番機関に確認します。行政だけのためなら民ー民ー官の構図は不要です。利用範囲を拡大し私的情報も管理するための構図設計です。以前から懇親会でお酒飲んで終わりでは、せっかく全国の仲間が集まっているのでもったいないと言う意見がありました。去年・今年の盛況で今後は定着することだろうと思います。
2日目は講演会と全体会。講演は自由学園最高学部長、渡辺憲司先生による『終戦〜横浜の光と影』、なかなか見ることが出来ない横浜の一面を知りました。今年も来賓挨拶が懇親会だったので、全体会では会員発言に時間を取ることが出来ました。毎年そうですが終わりの時間が決まっているので、土屋副理事長が分単位で進行を管理しました。9人の活発な発言がありましたが全員時間厳守で良かったです。今年の新報表彰は、東京会の粕谷幸男会員でした(別ページ参照)。同会員は元東京税理士会常務理事を経歴、受賞理由とはまた違う意味での意義あるものです。清水機関誌部長が退任しました。全国の会議での部長の「今月も原稿が足りないので皆さん・・・お願いします」発言を、清野新部長の口から出させないよう全国の会員のご協力が絶対的に必要であります。来年は初めての中国会担当下関、待ち遠しいのは私だけではないでしょう。
アンケートを取りましたが、全国では研究集会の内容を議論しています。一つしか参加できない分科会を二部制に出来ないか、講演会をなくして秋のシンポジウムを一緒に出来ないかなどであります。毎年300名が参加する全国研、仲間の意見で素晴らしい集会にしたい、是非地域会を通して意見をあげてほしいと思います。 |