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神奈川会 新年は全国研究集会の年に
神奈川税経新人会 会長 益子 道子
あけましておめでとうございます。今年は神奈川会が全国研究集会の担当ということで、新年早々身の引き締まる思いです。前回神奈川会が担当したのは1998 年のパシフィコ横浜で、18 年が経過しています。この間、会員の増減は僅かで、平均年齢が18 歳プラスされていることになります。昨年、担当を引き受けてから早速会場探しを始め、紆余曲折の末、ご案内の通り会場は「ローズホテル」に確定しました。現在は価格の交渉中です。

昨年は戦後70 年ということで、様々な記事がでていました。神奈川会の企画委員会のメンバー( 未だ数名で活動中) は、これらの記事から「神奈川から始まった戦後」に注目して、「ヨコハマの光と影」をテーマに、懇親会後の交流会と翌日の記念講演を考えています。

70 年前の8 月30 日に、神奈川県厚木の飛行場にマッカーサーが降り立ったところから日本の戦後が始まります。当時の記憶がある会員もいます。

開催場所に決めた「ローズホテル」は横浜中華街にあり、直ぐ近くに山下公園や港も散歩コースの中に入ります。そのような港の近くに横浜税関がありますが、マッカーサーはその税関ビルに総司令部(GHQ)を設置して執務室としました(2015 年11 月28 日朝日新聞より)。横浜ではめぼしい建物が米軍に接収され(因みに私の母校もペンキが塗られて洋館風の建物となりました)、山下公園には将校兵舎が建てられ、伊勢佐木町裏に飛行場が造られたというから驚きです。横浜市が接収された面積は大変多く、横浜市中区は約34%が接収されていました。進駐軍慰安のための娼婦も多く、現在の様な明るい「みなとみらい」からは想像もできません。ところで検討を始めたのはよいものの、テーマが広くて的を絞るのに苦労しています。まったく異なるテーマになる可能性もあります。こうご期待!?です。方針が決まれば、高齢化した(?)神奈川の会員にも協力してもらって、なんとか成功させたいと思っています。多くの方の参加を期待しています。

今年9 月までは全国研究集会一色の神奈川会になりそうです。とは言っても、新年早々の9 日には城南信用金庫前理事長、吉原毅様の記念講演があり、2 月には「税制改正大綱を読む」、4 月「集中勉強会」と月々の定例会もあります。実務に即した勉強会を開催して欲しいといった会員からの要望もあります。活気ある神奈川会を目指して、今年も頑張ります。よろしくお願いします。

(ますこ・みちこ)

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