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名古屋会から新年のご挨拶
名古屋会 川崎 隆也
各位

新年、明けましておめでとうございます。
原稿をお読みいただいている頃は、どのような年(潮流)になっているのでしょうか。名古屋会では、年初のごあいさつに代えまして、昨年一年間を振り返っての活動報告等をさせていただきたいと思います。

名古屋会は、およそ第2週の火曜日18時から、名古屋駅前の会場を借り、主に個別事例検討会を行っております。現在の会員数は44名、毎回の参加者は25 26名です。年末の忘年会(本日現在未実施)も、人の違いはあるものの、ほぼ同数の参加をいただき、盛会に行われます。毎月の定例会で取り上げているテーマは、日々の素朴な疑問でありますが、皆であれこれ検討しているなかで、事例が事例を呼び、気づけば閉会の時間となっているような感じです。

このところは、新規入会会員による「生産性向上設備投資促進税制」のレクチャーに端を発し、B 類型の確認書の発行を受けた体験談やコツを報告し、事務所に戻っては、別個に相談に応じたりしています。

以前から変わったなと思いますのは、ベテラン頼みの会の運営から、少しずつではありますが、若手が前に出て進めていくという感じになってまいりました。いつまでも、「おんぶにだっこ」ではいけません。若手から、ベテランを刺激することで、逆に、蓄積された知識や知恵、情報を分けていただかねばと考えております。H26末に、ようやく、名古屋会の紹介HP のベーシックなところをアップできました。H27は、その内容を充実させ、一人でも多くの学び合う仲間を増やしていければと考えております。手始めに、名古屋地域ではなく、他の地域においても、ミニ研修会ができればと考えています。

最後に、我々税理士業務は、公共性が高い事業である一方で、経営母体として決して盤石な事業体ではありません。よって、日常における経営努力も当然必要なことと考えております。しかしながら、その結果得られる成果は、お客様や共に働くスタッフ、そして社会へと還流していかなければならないと考えております。我々は、お客様に触れあう身近な専門家である一方、納税者の豊かな生活を実現する専門家集団として、社会としてあるべき税制を追求し、実現していく気概をもって、業務にあたらなければと考えております。

年初に大きな使命を高く掲げることで、これからはじまる新しい年、身を律し奮闘努力していかなければと考えております。

(かわさき・たかや)

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