論文
> 特集 地域会からの新年の挨拶 目次
神戸会から2015年新年のご挨拶
神戸会 濵田 在人
全国の新人会会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。

神戸会の会員数は118名(2014年12月現在)と一進一退の総数で横這いが続いておりますが、各行事の参加者メンバーには新しい若手会員の参加も見られるようになってきており、今までとは違った意見が出たりして雰囲気も少し若返ってきたような感があります。神戸会では引き続き会員増加を目標の一つとしており、今年度の事業計画には厚生事業の企画・運営も新たに入っております。昨年の厚生事業は、奈良のパワースポットである三輪山入山に始まり予想以上の山道に汗だくになり、三田に松茸狩りに行き松茸3本を入手し、松茸入りすき焼きを堪能し、大阪ではライオンキングの鑑賞会を催し、その後は近大水産学部のマグロを堪能しました。

今年は3月下旬には武田尾の旧JR 福知山線の廃線路ハイキングとその後はボタン鍋を食し、4月には京都で花見を予定しております。もちろん厚生事業ばかりではなく、昨年は月に1回開催する例会では外部講師を招いて、認定事業再生士による中小企業の借入金対策や弁護士による限定承認の話、会員講師による遺言執行者になる方法などの勉強会を行い、事例研究会ではベテラン会員による実際の事例を研修題材として取り上げてもらいました。今年も幹事による魅力的な企画を考え、多くの会員に勉強会にも参加していただきたいと考えております。

今年は阪神淡路大震災から20年となります。あの大震災の当日の記憶は20年が経った今でも鮮明に覚えています。当時21歳だった私は前日夜遅くまで起きていて、就寝したのは地震の3時間前。深い眠りの中で大きな揺れを経験し、ベッドにしがみついて耐えていました。それでも寝続けようとした自分が今考えると怖いですが、しばらくすると外から大きな声の悲鳴や泣き声が。家中はガスのにおいが充満し、急いで外に逃げようにも部屋の扉が開かない。向こうの部屋では父が扉を壊してでも外に出ろ!との声が聞こえて扉を壊しして外へでると信じられない景色でした。

見えるはずのない新幹線の線路がむき出しに倒れており、古い戸建は全て倒壊して、公園を挟んだ反対側では火事がおこり、寒い中寝間着姿のままの人も多く、頭や手から血が出ている人が。でも今でも一番の恐怖心としてあるのが、揺れの直後の無音状態。なんにも音がしないのです。世の中が全て止まってしまったような無音状態。あれから20年もの歳月が流れ、自分は大きく変わって税理士となりましたが、神戸会50周年史の記録を見ていると当時の先輩会員方の活動には頭が下がる思いです。今年も神戸会らしい企画を行っていきたいと思います。

(はまだ・あると)

▲上に戻る