論文
> 特集 地域会からの新年の挨拶 目次
仲間づくりに挑戦する2014年に
中国会会長 田中 輝彦
昨年は、中国会のチャーターメンバーで長く事務局長をやってこられた日坂隆会員が、4月22日に63歳の若さで逝去されました。一人の税理士としても、また税経新人会をこよなく愛していた彼なので、どんなに悔しかったでしょうか。その影響で会員は、一時わずか7人まで減少しました。

しかし、その無念さに応えようと会員拡大に奔走し、色々なつながりで最大13名までになりました。また、昨年度の定時総会で、山口県偏重(中国5県での会員分布は山口県10人、広島県2人、岡山県1人)の是正を図るべく、一番、税理士会員数が多い広島県での会員拡大をめざし、昨年11月30日(土)という日を設定し広島駅前で、出前月例会と忘年会を兼ねた企画を持ちました。

11月9日(土)の例会で、この2年間に登録した人(税務署のOB 方を除く)70人強の人に、「国税通則法パンフレット」と「税経新報」と「案内状」を送付しました。結局、当日のオブザーバー参加者は3名で、しかも山口県2人と広島県東部の福山市の人が1人でした。

隣の部屋が忘年宴会で盛り上がる中で、私たちの部屋は約1時間、資産税専門税理士のミニ講義を聞いた後、鳥料理のフルコースとアルコール飲み放題で大いに盛り上がりましたが、当初目標の二桁のオブザーバー参加には到底及びませんでした。1月の通常月例会に、山口県からの参加者2名の出席の内諾をいただいたのが唯一の成果でした。

拠点の広島県、次に人口が多い岡山県で、少なくても毎月例会ができるようにするためには、やはり核になる人を作る必要があります。手を替え、品を替え、コツコツと人材探しをするつもりです。今度は、女性の人をターゲットに、再び土曜日のお昼の時間にケーキでも食べながらの企画を模索しようと思っています。

全国の会員の皆さんの中で、広島県や岡山県に対象者があればぜひご紹介いただければ幸甚です。一本釣りでも、会員の増強を図りたいと思います。
2014年末までには20人の会員にして、遠くない年に全国研究集会を中国会で実施できるように奮闘していく覚悟です。

地方と首都圏の格差が拡がる一方の中で、「憲法と税法」を研究し、消費税の税率アップの阻止などの課題を探求するこの会を、「質」と「量」ともども大きくしていきましょう。「全国は一つ」を合言葉に仲間づくりに果敢に挑戦しましょう。

(たなか・てるひこ)

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