税経新人会全国協議会の第49回全国研究集会は京滋税経新人会の企画により、9月6日、7日の両日、京都にて320余名の会員が参加し、盛大に開催されました。
第1日は午後1時から5時まで京都テルサで分科会が、夜はリーガロイヤルホテル京都において懇親会が開催されました。
第2日は龍谷大学アバンティ響音ホールにて記念講演の後、全体会が行われました。 |
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<第1日>
分科会
京都テルサにて12時より順次受付を済ませたあと、13時より分科会が開始されました。
今年の分科会は次のとおりでした。
東京会ー「税理士法の歴史と今後の課題」
大阪会ー「国税徴収法の自力執行権(差押等)をどう見るか」
神戸会ー「現代税制と分配的正義」
関信会ー「医療をめぐる事例報告」
名古屋会ー「税務調査の悩み、いつ聞くの?今でしょ!」
全国協議会ー「新しい国税通則法の下での税務調査
各分科会とも各会の担当メンバーの研究報告のあと、熱心な質疑応答が繰り広げられ、大変有意義な分科会となりました。 |
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懇親会
夜の懇親会は6時半より京都駅西側のリーガロイヤルホテル京都に場所を移して開催されました。
開会宣言のあと、清家裕理事長の挨拶に続き、来賓の挨拶をいただきました。近畿税理士会会長が日税連会務のため出張中とのことで、で、副会長の北村善和氏が来賓として出席され、会長からの祝辞を頂戴しました。
やがて会場に先斗町の華やかな舞妓さん芸妓さんが登場。祇園小唄、鴨川小唄により踊りが披露されました。
流石本場の芸妓さんたち。参加者一同、踊りに見入ってしまいました。そしていよいよ山本実行委員長による乾杯の音頭で歓談に・・・一気に和やかな雰囲気になりました。
舞妓さん芸妓さんが会場の各テーブルを廻ってお酌をして頂くと、日頃怖い顔をしている先生もすっかり鼻の下を伸ばしていたとか。
しばし歓談していると、司会者から各会参加者の紹介があり、また会場からひと言挨拶をしたいという会員が次々に壇上に上がり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
閉会の後はそれぞれ2次会へ・・・?皆さん、京都の夜はいかがでしたか? |
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<第2日>
記念講演
全国研究集会2日目は9時から龍谷大学アバンティ響都ホールにて記念講演。
当初予定していた浄瑠璃寺の佐伯快勝住職が体調を崩されたとのことで、急遽、南都七大寺の1つ、元興寺の辻村泰善住職がピンチヒッターとしてお話くださいました。
学生時代落研に所属されていたという辻村住職は、元興寺文化財研究所の理事長も務められ、歴史、文化財に関する造詣も深く、京都の南にある奈良を南都ということから始まり、京都、奈良の歴史的な流れとともに仏教の教えを解りやすい例えでお話しくださいました。 |
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全体会
全体会は午前10時40分より副理事長の土屋会員の司会により進行されました。
まずは清家理事長。挨拶に続き、私たちを取り巻く情勢、活動経過、活動方針についての報告がありました。(税経新報8月号参照)
清家理事長の報告が終わると、予め発言通告のあった会員より発言がありました。
神奈川会益子良一会員 行政指導として納税者を呼び出し資料を提出させている行為は、国税通則法上の実地の調査に該当するので、国税通則法上の税務調査手続きの対象となる旨の申し入れをしてもらいたいこと
東京会高橋信一会員 税務調査は納税者の権利を学ぶ絶好の機会であり、神奈川会制作のDVD を活用している旨の発言
茨城会古徳正義会員 福島原発被害賠償金の非課税を求める運動についての訴え
東京会関本秀治会員 TPP の違憲性の問題、税理士制度をも崩壊しかねないものなので、反対運動が是非とも必要である旨の発言
東京会平石共子会員 来年の50回東京全国研究集会の準備の状況と訴えがありました。
次に特別決議案「憲法改悪を阻止し平和憲法を守ろう」と「第50回全国研究集会を史上最高の会員数で迎えよう」の2つの決議案(次ページ掲載)が朗読され、全会一致をもって、承認されました。
特別決議案が承認されると、新役員の紹介がありました。新年度の役員の方々は次のとおりです。 |