新人会記事

税経新人会の「民主党の税制改正」に関する意見を公表(経過報告)

自公政権が退陣し、民主党を中心とした政権のもと税制に関しても従来の制度から一定の変化が予想され、税経新人会として意見を取りまとめる必要があることから9 月26 日開催された全国理事会において、民主党の税制方針に関する討議が行われた。11 月8 日の常任理事会において税制問題検討委員会より「民主党政策集INDEX 2009 税制に関する意見」が提案され討議。意見の分かれる点もあったが、三役会で最終的にまとめ公表した。同意見を民主党に渡すとともに、懇談の場を設けるよう要請中である。(佐伯正隆)
2009 年11 月24 日
民主党 代表 鳩山由紀夫 様
税経新人会全国協議会 理事長 清家 裕
税制改正に関する意見と懇談の申入れ
私たちは憲法にもとづく納税者の権利をまもる立場から、50 余年にわたり税制、税務行政、税理士制度などの研究活動を行っています。私たちの会は税理士など租税及び会計に関する専門家の団体で、全国で1,000名を超える会員を擁しています。

さて、先の総選挙で弱肉強食の新自由主義路線を推し進めてきた自公政権が敗北し、国民は貧困と格差の社会から脱却する願いを貴党に託しました。是非この願いを税制面においても実現していただきたいと思います。

そこで、貴党の政策集「INDEX2009」の税制を拝見し、貴党の税制改正の考え方と私たちの税制に関する考え方とをすり合わせ、検討させていただきました。そして、私たちは貴党の税制改正の考え方に対し、同封の「民主党政策集INDEX2009 税制に対する意見」(以下、「意見」)を取りまとめました。

この「意見」をご検討いただくとともに、この「意見」にもとづき貴党と懇談を是非させていただきたいと考えています。これから取り組まれる貴党の税制改正に、私たちの考え方を生かしていただきたいと願っています。

私たちは民主党連立政権が誕生した直後の9月18・19 日に、佐渡島で第45 回全国研究集会を開催しました。私たちは新しい政権に期待を込めて、別紙の二つの特別決議(「暮らしを応援し内需型経済に資する税制を求める決議」「納税者権利憲章の制定を求める決議」)を採択しました。

新しい政権に対する国民の期待は大きいものがあります。国民の声をよく聞いていただき、幅広く専門家の意見も聞いた上で、国民の願いを実現していただきたいと思います。国民の願いを実現する貴党の今後のご活躍を期待するとともに、私たちとの懇談をぜひ実現していただきますようお願い申し上げます。

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