最後に、報告者から感想も含めた発言がなされた。
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菅: |
分担の箇所しか勉強しなかったが、いろいろと勉強になった。特殊支配同族会社のことは知らない人が一杯いる。理解していくよう説明することで怒りが高まってくるのではないだろうか。 |
浦野: |
20年ぶりに大型間接税の反対運動が復活ということで、ぜひ税民投票を知っていただきたい。 |
米澤: |
消費税の問題は深い。運動論の問題が出てきて喚起された。国の側、財界の側、国際競争力、財政赤字といった議論にたいして、サラリーマンは勤務先が赤字になると困るので反論できない。好意的であったり、また諦めに似た論調がある。 |
佐伯: |
消費税について、税率が2桁にならないように、基本的には廃止するつもりで運動していく。国民健康保険料と国民健康保険税の違いを調べてみるが、地方自治体の条例で決めることなので、地方を変えながら国政を変えていく必要がある。 |
奥津: |
政府と自民・公明党は、米軍移転費用について、3兆円ともいわれている支出に同意した。戦後の一時期を除いて、国民の公的負担・国民生活はかつてなく厳しい現状の中で、この法的義務のない従属的な支出は世界でも異常際だっている。貧困率の拡大ともあわせてこの国は異常な方向を向いており、税務・税法の専門家として身近な顧問先・地域で税制を通じてこの現状とあるべき社会を訴えていく必要がある。また、影響力の少なくない機関誌・雑誌などに、政府の増税方向と基本的に変わらない、あるいは推進する論調の論文が掲載されるようになってきた(注)。今後このような論文を批判的に研究し主張していくことも重要になる。 |