|
I. 税制・税務行政の民主化を求めて |
|
1. |
自らの職業を通じ、憲法に基づく国民の諸権利を擁護する立場から税制・税務行政の研究を一層深める。 |
2. |
消費税の増税計画が中小企業や国民に与える影響、消費税の税制の本質についてなどの研究を深め、問題提起を行っていく。消費税の増税計画に断固反対し、各界・各層の人達と協力し消費税増税阻止の活動を強める。 |
3. |
応能負担原則にもとづく税制のあり方の研究を深め、その実現をめざす。法人税率の引下げや個人所得課税における諸控除の見直し・増税計画、相続税の課税最低限の引下げなどに反対し、これらが国民生活や中小企業の経営に与える影響を研究し、提言などを行っていく。 |
4. |
真に納税者の権利を守る納税者権利保護法などの制定に向けた研究と活動を強める。また、国税通則法の改悪部分につき納税者の権利が守られるよう研究を深めるとともに、提言を行っていく。国税通則法の「通達作成」に関しては「任意調査であることを明確にすること、憲法の理念に沿った内容とすること」などの意見を広げていく。 |
5. |
社会保障・税共通の番号制導入の計画に反対する。歳入庁の設置計画、給付つき税額控除制度の導入計画に反対する。 |
6. |
法人事業概況書の「法定化」について、その問題点を明らかにするとともに、税務当局による提出の強要がされないよう注視していく。 |
7. |
電子申告について、納税者や税理士に与える影響等についての問題点を解明し、適切に対処する。 |
8. |
個人情報保護法と税理士業務及び税務行政手続きとの関連を調査研究する。 |
9. |
書面添付制度は、税理士を税務監査人の立場へと一層進めるものであり、これを推進する動きに対し反対していく。 |
10. |
情報公開法を積極的に活用し、入手した情報を税経新報などに掲載する。 |
11. |
税務行政が大きく変貌しているなか、その実態を把握し、国民・納税者のための税務行政を求める活動を行う。また、消費税をはじめとする強権的な徴税・滞納処分についてその実態を把握するとともに、納税者の権利を護る立場から人権無視の徴税攻勢を止めさせる活動に取り組む。 |