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IV. 税制・税務行政の民主化を求めて |
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1. |
憲法改悪の動きに対し、会則でうたわれている「日本国憲法の国民主権、戦争の放棄、基本的人権の尊重、地方自治の保障」などの民主主義的原則を擁護するとともに、自らの職業を通じて憲法に基づく国民の諸権利を擁護するために、一層の研究を深める。特に憲法改悪の中心問題である九条についての研究を強め、各界と連帯して九条を守る運動に取り組む。 |
2. |
個人所得課税の大増税、消費税大増税計画の動向をにらみ、応能負担原則を大原則とする税制を目指し研究を深め、問題提起などを行っていく。
引き続き、特殊支配同族会社の役員給与損金不算入制度の廃止運動に取り組む。 |
3. |
納税者権利憲章と税務行政手続法の制定に向け活動する。また、「国税通則法の一部を改正し、税務行政に関する基本理念及び税務調査に対し事前通知を行うこと等、納税者権利保護規定を創設すること。」を求める運動に取り組む。 |
4. |
法人事業概況書の「法定化」ついて、その問題点を明らかにするとともに、税務当局による提出の強要がされないよう注視していく。 |
5. |
金融一体課税を前提に納税者番号制の導入の動きに反対する。住民基本台帳ネットワークとの連動の危険性などを明らかにし、これに反対する。 |
6. |
電子申告について、納税者や税理士への影響等の問題点を解明し、適切に対処する。 |
7. |
個人情報保護法と税理士業務及び税務行政手続きとの関連を調査研究する。 |
8. |
退職した国税幹部職員への顧問先の斡旋の中止を求める。 |
9. |
税制・税務行政の民主化のために情報公開法を積極的に活用し、入手した情報を「税経新報」等に掲載する。 |
10. |
税務行政が大きく変貌しているなか、その実態を把握し、国民・納税者のための税務行政を求める活動を行う。また、消費税をはじめとする強権的な徴税・滞納処分についてその実態を把握するとともに、納税者の権利を護る立場から人権無視の徴税攻勢を止めさせる活動に取り組む。 |